セキュリティの仕組みを理解する土台として、ネットワークとデータベースの基礎知識が問われる。特にプロトコルの役割、IPアドレスの考え方、データベースの整合性を保つ仕組みは頻出である。
ネットワークの基礎
- TCP/IP:インターネットで標準的に使われる通信規約の体系。
- IPアドレス:ネットワーク上の機器を識別する番号。組織内だけで使うプライベートIPアドレスと、インターネット上で一意なグローバルIPアドレスがあり、NATで相互に変換する。
- DNS:ドメイン名とIPアドレスを相互に変換する仕組み。DHCPは機器にIPアドレスを自動で割り当てる仕組み。
- 主なプロトコル:Web閲覧のHTTP/暗号化されたHTTPS、メール送信のSMTP、メール受信のPOP3・IMAP4。
- DMZ:外部に公開するサーバーを置くために、社内ネットワークとインターネットの間に設ける区画。内部への侵入を防ぐ緩衝地帯となる。
データベースと信頼性の基礎
- 関係データベース:データを表(行と列)の形で管理する方式。行を一意に識別する列が主キー、他の表の主キーを参照する列が外部キー。
- 正規化:データの重複をなくし、矛盾が生じないように表を分割する設計手法。
- トランザクション:一連の処理をひとまとまりとして扱う単位。すべて成功(コミット)か、すべて取消(ロールバック)のどちらかになる。
- 排他制御:複数の利用者が同じデータを同時に更新して矛盾が生じないよう、一時的にアクセスを制限する仕組み。
- RAID:複数の磁気ディスクを組み合わせ、高速化や耐障害性の向上を図る技術。
- クラウドのサービス形態:インフラを提供するIaaS、開発実行環境を提供するPaaS、完成したソフトウェアを提供するSaaS。
SMTPは送信、POP3・IMAP4は受信と覚える。DMZは「公開サーバーを置く緩衝地帯」、正規化は「重複をなくして矛盾を防ぐ」という目的で押さえておくと選択肢を絞りやすい。
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