マネジメント系では、システムを「作る」ためのプロジェクトマネジメント、「運用する」ためのサービスマネジメント、そしてそれらを「点検する」システム監査が問われる。それぞれの目的の違いを意識して整理するとよい。
プロジェクトマネジメントとサービスマネジメント
- WBS:プロジェクトの作業を階層的に分解して整理したもの。作業の漏れを防ぎ、工数見積りの基礎になる。
- クリティカルパス:開始から終了までの作業経路のうち、所要日数が最も長い経路。ここが遅れると全体の納期が遅れる。
- ITIL:ITサービスマネジメントのベストプラクティスをまとめた指針。
- SLA(サービスレベル合意書):提供するサービスの品質水準(稼働率、応答時間など)を、提供者と利用者の間で合意した文書。
- インシデント管理と問題管理:インシデント管理はサービスの早期復旧が目的。問題管理は根本原因を究明し再発を防ぐことが目的。
システム監査と内部統制
- システム監査:情報システムが適切に管理・運用されているかを、独立した立場の監査人が点検・評価し、改善を助言する活動。
- 監査人の独立性:監査人は監査対象の業務から独立していなければならない。自らが担当する業務を自ら監査することはできない。
- 監査証拠と監査調書:監査意見の裏付けとなる事実が監査証拠、監査の実施記録が監査調書。
- フォローアップ:監査で指摘した事項について、改善が実施されているかを後日確認すること。
- 内部統制:業務の有効性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全を確保するための組織内の仕組み。職務分掌はその代表的な統制手段。
インシデント管理と問題管理は目的で区別する。まず動くように戻すのがインシデント管理、二度と起こらないよう原因を潰すのが問題管理。システム監査は「独立性」がほぼ必ず問われる。
ぞうログ